2013年11月1日金曜日

最近のWebアプリケーションの流行に関して思うこと

最近,Webアプリケーションが異様な勢いで普及している.少し前までは,Vectorなりフリーで配布されているソフトウェアを探して,どれが良さそうか探したものだ.でも,最近は,ブラウザからGoogleで検索すると,欲しいサービスがWebアプリケーションとして提供されていることが多い.Webアプリケーションの利点として以下があるように思う.
  • 試すのが簡単
  • 環境を選ばない
  • Google
試すのが簡単というのは,ブラウザでリンクをクリックすれば,その場で実行できているからだ.Windowsしか知らないけれど,昔は,ダウンロードして実行してみるかスクリーンショットや説明から機能を推測していた.しかし,最近は,ブラウザでページを開くだけで,すぐに実行できる.ダウンロードの必要もない.何をやるにしても,最初の手間というのは,厚い壁で,これが多くのユーザを敬遠させていたのではないかと推測する.

環境を選ばないというのは,つまり,標準的な機能を備えたブラウザさえあれば,どんな環境からでも利用できるということ.CPUのアーキテクチャなんてどうでも良いし,OSだって基本的には関係ない.さらに言うと,環境を選ばないということの他に,共通のインタフェースだという点が重要だと思う.UNIXから派生した各種OSが大量に亜種を生み出しながら発展していったのは,CUIという共通したインタフェースがあったからだ.シェルの違いは多少あっても,基本的にはコマンドを実行してその結果を閲覧するスタイルだ.これは非常に単純ながら効率的なのでとても使い易い.(これらの利点はGNUによるツールの貢献が大きいかもしれない)

Windowsには標準のパッケージ管理システムがない.Debian系列のLinuxディストリビューションならaptがある.これはすごい便利だ.キーワードで検索すればそれらしいアプリケーションやライブラリを提示してくれるし,バージョンアップだってやってくれる.最近は,Googleがこの役割を担ってくれている.

なんとなく思い付いたことをいくつか書いたけど,つまり,シェル=ブラウザになったことで,アプリケーションの基盤もブラウザになったということ.OSやアプリケーションもブラウザ主体で開発していくのが昨今の流れに沿ったスタイルなんじゃないかと思ったということ.そういう意味だとChromeOSが開発されたのは自然な流れだったのかもね.

0 件のコメント:

コメントを投稿